以前のプレハブは、工事現場の事務所などとして一時的に設置して、工事が完了すればすぐに撤去するような場所でしか使われていませんでした。
ですが最近では高い耐久性を持つようになったので、一時的な使い方だけではなく、工場や事務所、住宅などにも使われています。
構造部分が鉄骨である中古プレハブ建築は、揺れに強い造りになっています。
鉄骨造の住宅の場合、建築の時に構造計算が必要になるので、揺れに強い設計で建設されます。
そのため、耐震性の高い丈夫な建物を建てることができます。
揺れに強い理由は、他の工法よりも屋根が軽いという点もあります。
プレハブ建築の耐震性能は、通常の木造住宅よりは高いと言えますが、鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC)、鉄筋コンクリート造(RC)には及びません。
それでも、軽量鉄骨のプレハブは低価格で建築できるので、その価格から得られる耐震性能の効果を考えれば、低価格で耐震性の高い建物を造ることができるメリットがあります。
ただ注意する点は、鋼材の錆対策です。
湿気や温度変化で、鉄骨に錆が生じると耐震性が下がってしまいます。
防錆処理により耐久性を高めることができるので、長期的な耐震性を維持するのには、適切なメンテナンスを行うことも大切です。
中古プレハブは部材を工場生産する特性を活かして、改良に改良を重ね、耐震性、耐久性を向上させるように改善されてきました。
各社独自の工法や構造を開発して構造計算をしっかりと行うなど、研究開発に相当の費用と時間が掛けられてきました。
< |
> |
|||||
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |